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映画「青い春」 感想

青い春とは

 「青い春」は漫画が原作の映画です。基本的に漫画が原作の映画は外れが多いような気がしますが、この映画は僕の好きな映画の一つです。

 松本大洋の「青い春」という短編集から成り立っており、複数の話が一つの映画という形をとっています。そのため、一つ一つの話の掘り下げが少しもの足りないような気もしますが、全体的に見て、大変面白い映画でした。

 キャストは、松田龍平、新井浩文をはじめ、あまり目立たない役ですが、瑛太、又吉、小泉今日子などが名を連ねます。

あらすじ

  ある男子校で、不良グループが伝統の「ベランダゲーム」をしようとしていました。屋上の手すりを乗り越えて手を離し、どれだけ多く手を叩けるかを競う、チキンレースのようなものですが、松田龍平演じる九条は見事8回手を叩き、学校を仕切ることになりました。

 しかし九条には、学校を仕切ることもベランダゲームそのものにも興味がありませんでした。

感想

  ぜひ一度は観ていただきたいとは思いますが、非常に好みが別れる作品だと思います。僕がこの映画を好きな理由としては、憧れとなんとも言えない寂しさがあげられます。

 憧れ、ということですが、隣の芝は青いということなんでしょうか、自分にないものというには無性に憧れる部分があります。

 ある意味倫理観に縛られず、自分も他者にも価値を見いださない、というより見いだせない九条たちの青い春が、自分にないものでした。

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