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ゲーム理論の思考法:川西諭

ゲーム理論とは

 ゲーム理論とは、数学者ジョン・フォン・ノイマンらによって考え出された数学の一種です。数学の分野の一つではありますが、その応用分野はかなり広く、人が二人以上登場する場面においてはほぼ適応されうる概念です。囚人のジレンマなど聞いたことがないでしょうか。

 状況を把握し、構造化して問題が解けるように分かりやすくするなど、現代において活躍の機会が多いものです。企業間の戦略や、男女間での駆け引きも、構造を見抜くことでゲーム理論の領域内となります。そうした構造を見抜く目、そしてそれによって起こる「ゲーム」をどう扱っていくかを、ゲーム理論では学ぶことが出来ます。最近ゲーム理論の教科書を買ったので、おいおいまとめていけたら良いと思います。

ゲーム理論の思考法

 数学としてのゲーム理論の教科書にはなりえませんが、その入門書としては良いと思います。もしくは、ゲーム理論そのものよりも、それをビジネスに活かしたいという人にはお勧めかもしれません。

 囚人のジレンマなどをはじめとした、ゲーム理論を学ぶ上で必ず登場する問題を扱いながら、それを現実に当てはめて考えていきます。後半では、バブルをゲーム理論で考える等、今までの疑問の答えの一つとして納得のいくものもありました。

 ゲーム理論の考え方、というのは、洗練された思考を持つ人であれば無意識、もしくは意識的に出来ているものです。しかし、そこに至るまでに時間がかかったり、下手をするとそこにたどり着けないこともあります。そう思えば、しっかりとした理論体系を学び、もしくはこの本のように、そうした体系の入り口に触れて自分なりにその活用法を見出して行く方が良いと思います。

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