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人に影響を与えるには?

人に影響を与える

 人に影響を与えると言いましたが、その種類は様々です。単純に楽しませる、などの軽いものから、生き方のお手本になる、もしくは反面教師になるという重いものまであります。

 他者にとって重要な立ち位置でありたいと願う人は多いと思います。そういった人たちは、他者に深い影響を与えることを望むかもしれません。今回はそういう深い部分で影響を与えるにはどうすればよいか考えていきます。

 深い部分というのはあまりに曖昧な表現ですから、はっきりさせておかなければなりません。それは一時的な影響ではなく、長期間に渡って続くものです。ではどういう部分がそれにあたるかというと、性格や価値観などでしょう。この2つに影響を与えるにはどうすれば良いか考えてみます。

性格に影響を与える

 そもそも性格とは、自己評価という名前の、帰納的に導き出した推論です。これまでは人前で話すのが苦手だったから次もそうに違いないとする予想です。ですから次がそうである確証というのは本当はありません。そうは言ってもその自己評価を変えることが難しいので、それについて述べなければなりません。

 人にはそれぞれ落ち着く位置があり、その枠からはみ出さないように日々生きています。その枠が自己評価であり、その枠に従おうとするのが性格です。その枠組み自体を変えていくことが大切ですが、人は変わるということを嫌がるものです。

 人は変化も嫌いますが、退屈も嫌います。環境の変化よりも、自分自身が変わってしまうことを恐れるように思います。そのためか、日常の中で得られる刺激が重視され、ギャンブルにはまるような人も出てきます。

 人の性格に影響を与えようと思えば、まずは自己評価を変えねばなりません。そしてそれで全てです。しかし事故評価を変えること自体も恐れるようで、自己評価とは違う、例えそれが良い評価であっても、受け入れるようなことはあまりありません。

 自己評価を変える一つの方法としては、その人のやりたいことをはっきりさせることです。自己評価を変えることが目的出はなく、やりたいことを成し遂げるには自己評価を変えねばならないと、その人の内から思わなければなりません。性格に影響を与えると言いましたが、結局、価値観のそれとあまり変わりがないようです。

価値観に影響を与える

 価値観は、どういう風に生きたい、だとか何が人生において重要であるかなど、その人が生きていく上での指針になるものです。しかし、どちらへ行けば良いか指し示しているものの、その目的地は存在しないということが往々にしてあります。そこで、先ほどの話につながりますが、その目的地、目標や夢をはっきりさせることが重要であると考えます。

 その人が本当にやりたいことを聞き出すことが、価値観、そして性格までに影響を及ぼすことになります。しかし、どのようにして夢などを聞き出すことが出来るのでしょうか。やはり会話、特に質問であると思います。こうなりたいという相手にとっての憧れの存在になれるなら別ですが、どちらにせよ相手自身にやりたいこと、目指す姿を自覚させられるなら問題ありません。

まとめ

 人に影響を与えるというと、自分の価値観や知識をもって相手をどうにかしようと思いがちですが、そうではなくまずは話を聞くことから始めた方が良いのではないでしょうか。

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