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仮説思考:内田和成 感想、仮説について
内田和成さんについて
内田和成さんは、日本の経営学者でありコンサルタントでもあります。ボストン・コンサルティンググループに勤めていた経験があり、今では早稲田大学ビジネススクールの教授も務めています。2006年には、「世界の有力なコンサルタント25人」に選ばれるなど、非常に能力のある方のようです。
仮説思考の感想
日々の生活、仕事の中で、気付かないだけであなたは非効率的な行動をとっているのかもしれません。手探りで一つ一つチェックして、最短路が存在することに気付かないまま生きているかもしれません。そんな最短路を見つけられるのは、一部の人だけであると思うかもしれませんが、そうではありません。「仮説思考」は考え方であり、練習によって身につくものです。反復練習によって、意識された仮説思考は、いつしか無意識下で行えるようになるでしょう。時間はかかるかもしれませんが、確実にあなたの能力の一部になります。
内田さんが書かれた「仮説思考」は、仮説を立てることの重要さと、実際にどのように仮説を立てるか、そして仮説思考力を高める方法についてが大まかな内容です。これを知っていることと知らないことは大きな違いです。より少ない労力でより大きい成果を出したい、という人や、効率的に作業がしたいという方、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
仮説を立てること
ここからは個人的な「仮説」に対する考えです。僕が考える仮説は、仮説本来の意味よりも広く取って、予想や予測、前もって熟考することです。何か気になることがあるとき、知らない分野の勉強をするとき、すぐに調べるのではなく、考えることでそれらの下地を作ることが出来ます。一度地面を踏みしめておくことで、後に歩きやすくなるように、最初は時間がかかるかもしれませんが、その後のスピードは差が出ます。
何か知識を自分の中に取り込むとき、独立した知識は役に立ちません。互いに関連づいた、知識体系として取り込むことで知識は力を持ちます。新しく知識を取り込む際、前もってそれが何かを考えておくことで、そうした体系を受け入れやすくなります。
仮説というのは無意識に行っていることでもありますが、論理的な根拠があるものもありますが、統計的、経験的に導いている仮説もあります。ジンクスなんかもそうでしょう。論理的根拠に基づいた仮説を立てるということを習慣化していくと、そうした無意識下の誤った認識すら変えることが出来ると思います。何故なら、最初は集中しないと乗れない自転車も、いつしか無意識に乗りこなせるように、意識的にしていることも、無意識で出来るようになるからです。仮説ということに慣れることで、無意識下の仮説に気付き、誤った認識から離れることが出来ると思います。

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