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コミュニケーションと恐怖心
コミュニケーションと恐怖心
恐怖心はコミュニケーションだけでなく様々な場面において、我々を危険から守ってくれます。しかし、行き過ぎた恐怖心は時として必要以上のブレーキをかけることになり、例えばコミュニケーションで言えば。むしろ円滑な会話が出来なくなることがあります。
コミュニケーションにおいての恐怖は何に対して起こるのでしょうか。まず考えられるのは、初対面の人間に対する恐怖、そして知っている仲であっても、嫌われるのではないかという恐怖、自分がどう思われるかという恐怖、この辺りが挙げられます。
以下の話は必要以上に恐怖を感じてしまう場合の話であるので、別に気にしないよ、という方に関しては読まなくても良い内容です。また、集団という視点で考察しているため、完全な個人間での恐怖は当てはまらないことがあります。
以下の話は必要以上に恐怖を感じてしまう場合の話であるので、別に気にしないよ、という方に関しては読まなくても良い内容です。また、集団という視点で考察しているため、完全な個人間での恐怖は当てはまらないことがあります。
初対面の人に対する恐怖
初対面の人間に対する恐怖、これは知らない、という恐怖だと思いますが、これは言い換えると、自分の所属している集団(抽象的であってもよい)とは違う人間かもしれないという恐怖である、ということになります。非常に広い意味で集団という言葉を使っていますが、これは同じ趣味を持つなど抽象度の高い集団です。ですのでそうした恐怖が緊張という形で現れるのも当たり前だと思います。
この恐怖を無くすにはどうすれば良いでしょうか。探り合いになりますが、相手の共通点を見つけ出すことで、そうした恐怖は緩和されます。そう言った意味でも趣味を聞く、というのはありふれていますが、良い手段ではないでしょうか。また、自己開示も良い手段です。相手にとっても自分は恐怖の対象なので、情報を開示することで、相手の恐怖は少なくなります。同時に相手も情報を開示しやすくなります。そうすることで相互に恐怖が減少していく、そのように思います。
嫌われるのではないかという恐怖
これは先ほどの異なる集団かもしれない恐怖ではなく、同じ集団から弾かれるかもしれない、という恐怖です。初対面の人の方が話せる、という人がいるように、異なる集団と対面したときよりも、疎外される恐怖の方が人に与える影響は大きいのかもしれません。それは上の場合の恐怖と比べ、相手は一人ではなく集団であるためかもしれません。
同じ集団に属する以上、果たさなければいけない暗黙の役割など、個人を制限することが多いのがこの場合の恐怖であると思います。この場合の恐怖は緊張ももたらしますが、自分らしく、という自由度を奪うものです。必要以上に空気を読む、第一目標が嫌われ無いこと、集団から外されないことになってしまうと、緊張も相まって何も発することが出来なくなるでしょう。
さて、何故恐怖を感じるかは述べましたが、どうすれば良いのでしょうか。嫌われる勇気などもあるように、そもそも恐怖を感じる必要がない、集団に属す必要もない、と言ってしまえばそれまでですので、具体的な方法は無いのか考えてみます。集団に自分が迎えられていないように思う、集団に心を許していない、このどちらかがあるのではないでしょうか。どちらも本質的には同じようなことだと思いますが、それぞれについて考えてみましょう。
集団が自分を受け入れていないように思う、それは会話の中での自分の扱い、というもので判断します。それは相手の言葉遣いであったりボディランゲージ、表情であったりします。そうした中で自分はこの集団に受け入れらているかを判断していくわけですが、集団におけるコミュニケーションにおいては会話の中身、話題が関わってくると思います。もし完全に自分の領域の話題であれば、自分が話題の中心にもなり得、また共通の話題が多ければ多いほど必然的にコミュニケーションの仕方も似てきます。結局自分との共通点が少ない、というのが問題の一つであると思います。本当にその集団に属することが大事であれば、同じ話題を得るために努力すべきだ、ということになります。その集団に属する人が見るものを見て、聞くものを聞く、それが集団に入り込む方法の一つであると思います。もちろん自分の領域の話に持ち込むのも手段の一つではありますが、それを続けるとそもそもその集団で集まる意義が無くなり、ぎくしゃくし出すでしょう。
畢竟、自分が相手に心を許していない、興味を持っていないのが原因であると思います。自分が好きなものだけを追うことは良いことだとは思います。しかし、それを続ければ続けるほど自分が違う集団の人間であるという思いばかりが大きくなり、よりつらくなるのではないでしょうか。それくらいであれば、息抜きの一つとして、共通のものを見るのも良いのではないかと思います。
自分がどう思われるのか、ということについては、また複雑な話になりそうなので、また後日したいと思います。
「人からどう思われるか」
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